通勤・通学時や、音楽で自分だけの空間に浸りたい時に便利なヘッドホン。
しかし、ネットで検索すると同じような商品が次から次へと出てきてどれを買えばいいかわからない!という方も多いはず。
この記事ではヘッドホンの特徴や種類をまとめながら、1〜3万円で購入できるおすすめのワイヤレスヘッドホンを紹介していきます。
ワイヤレスヘッドホンを選ぶ時に確認したい3つのポイント
Bluetoothコーデック
Bluetoothヘッドホンを購入する時に必ずチェックしておきたいのが、Bluetoothコーデックです。
ここでいう「コーデック」とは、Bluetoothで曲のデータをスマホからヘッドホンに送るときの仕組みのことです。
SBC以外のBluetoothコーデックを使用するには再生機器(スマホ・PC等)とヘッドホンの両方が対応している必要があります。
Bluetoothコーデックにはいくつかの種類があり、コーデックによって音質の良し悪しや発生する遅延のレベルが左右されるので、目的に合ったコーデックに対応している製品を選ぶと良いでしょう。
| コーデック | 特徴 |
| SBC | 標準のコーデック。ほぼ全てのBluetoothヘッドホンが対応している。 |
| AAC | おもにiPhone・iPadが対応している。SBCより高音質。 |
| aptX | AndroidスマホやWindows10以降で対応している。AACより高音質。 |
| aptX LL | LLはローレイテンシ(低遅延)という意味。ゲームや動画視聴に向いている。 |
| aptX HD | 48kHz/24bitのハイレゾ対応。遅延は大きめ。 |
| aptX Adaptive | 96kHz/24bitのハイレゾ対応。高音質かつ遅延が少ない。 |
| LDAC | 96kHz/24bitのハイレゾ対応。一部のAndroidやWalkmanで対応。このなかで最も高音質。 |
開放型or密閉型
ヘッドホン本体の構造によって開放型・密閉型に区別することができます。
開放型

開放型はオープンエア型とも呼ばれ、ヘッドホンの耳当て部分の外側、「ハウジング」と呼ばれる部分が開放されている=穴が空いているものを指します。
穴といってもメッシュ状になっていることがほとんどで、密閉型よりも音の鳴っている範囲が広いように感じられます。
重低音はあまり目立ちませんが、高音の伸びが自然で、オーケストラなどと相性が良いと言われています。
しかし、ハウジングに穴が空いている影響により音漏れが大きいので、電車やバス、屋外などでの使用には不向きです。
密閉型

密閉型はクローズド型とも呼ばれ、お察しの通り、ハウジングに穴が空いていない、密閉されているものを指します。
開放型と比較するとより近くから音が聞こえてくるように感じられ、迫力のあるサウンドが楽しめます。
商品によってはパワフルな重低音をウリにしているものもあり、メタル・ロックやダンスミュージックなどとの相性が良いとされています。
外からの音を通さない構造になっているので、音漏れが少ないものは電車の中や屋外の使用も可能です。(周囲の危険に十分注意を払って使用してください)
ワイヤレスヘッドホンは屋外や電車・バス・飛行機などでの使用が想定されているため、一部を除いてほとんどのモデルで密閉型が採用されています。
オーバーイヤーorオンイヤー
ヘッドホンを購入する際に以外と見逃されがちなのが、オーバーイヤー、オンイヤーなどの装着方法です。
オーバーイヤー

オーバーイヤーヘッドホンは、耳を覆う部分、イヤーパッドが完全に耳全体をカバーするように装着できる構造です。
耳をすっぽり覆うことができるので、より音漏れが少なく、周りの音をシャットアウトできます。
一方、長時間装着していると蒸れることがあり、暑い季節やお風呂上がりなどでは快適に使用できないこともあります。
オンイヤー

オンイヤーヘッドホンは、耳たぶの上から装着するような構造のヘッドホンです。
オーバーイヤーと比べると音漏れが大きく、外からの音も聞こえてきてしまう場合があります。
オンイヤー型は軽量なものが多く、長時間の装着でも首が疲れにくいというメリットもありますが、構造上耳がイヤーパッドに押さえつけられるので、耳や頭が大きめの方は注意が必要です。
おすすめのワイヤレスヘッドホン
ANKER Soundcore Q20i
コスパ重視ワイヤレスオーディオの大定番、ANKERのヘッドホン。
1万円以下で買える低価格モデルながら、なんとノイズキャンセリング機能を搭載しており、人混みや車内で周囲の騒音を取り除くことができます。さらに外音取り込みモードにも対応。
40mm大口径ドライバーにより、価格帯を超えるクリアな高音質を実現しています。
最大60時間再生が可能なほか、2台のデバイスに同時接続できるマルチポイント接続や、専用アプリによるカスタマイズにも対応。
SONY WH-CH720N
SONYのコスパ最強ノイズキャンセリングヘッドホン。
上位機種の1000Xシリーズと共通の統合プロセッサV1を搭載し、ノイズキャンセリング性能が大幅に向上しています。
SONYではお馴染みの外音取り込みモードにより、音楽を聴いているときに誰かに話しかけられてもすぐに会話できます。
「DSEE」技術によりワイヤレスでもCD並みの高音質。アプリでの音質カスタマイズや360 Reality Audio対応など、他にも盛りだくさんの多機能が自慢のワイヤレスヘッドホンです。
ゼンハイザー ACCENTUM Plus Wireless
ドイツの名門、ゼンハイザー社のノイズキャンセリング対応ワイヤレスヘッドホン。
ノイズキャンセリング性能についてはBoseやSONYと1、2を争うゼンハイザー社の製品ということもあり、しっかりと雑音を打ち消してくれます。
BluetoothコーデックはAndroid向けのaptX、iPhone向けのAACに対応しているほか、aptX adaptiveにも対応。CD相当の音質を超える48kHz/24bitの高音質再生が可能です。
ノイズキャンセリング機能オンの状態でも最大50時間再生を誇るロングバッテリーも魅力です。
オーディオテクニカ ATH-M50xBT2
オーディオテクニカの名機、ATH-M50xをベースにワイヤレスにも対応したモニターヘッドホン。
ハイレゾ級の音質に対応したヘッドホンアンプを内蔵しており、高音質なLDACコーデック採用で有線並みの高音質を実現しています。
音質はモニターヘッドホンゆずりのフラットな音質。しかしながらM50xはバスドラムやベースラインにグルーヴを感じる迫力ある仕上がりになっています。
無線よりも有線の方が音質が良いというのが常識ではありますが、LDACコーデック&ハイレゾ対応ヘッドホンアンプの組み合わせにより、再生機器によっては有線よりも高音質で音楽を楽しむことができるモデルです。
当ブログ管理人も普段使いに使用中の、個人的一押しモデルです。
SONY ULT WEAR WH-ULT900N
SONYの新しい重低音シリーズ、「ULT」シリーズのヘッドホン。
ボタンひとつでモードを切り替えて、圧倒的迫力の重低音サウンドを楽しめます。
同社のフラッグシップ機WH-1000XM4と同様の「デュアルノイズセンサーテクノロジー」により、ワンランク上の高いノイズキャンセリング性能を誇ります。
SONYヘッドホンではお馴染みの、ハイレゾ対応コーデックLDACと独自の「DSEE」技術の組み合わせにより、ワイヤレス接続でもクリアな高音質を楽しめます。
他にも新設計の話用高音質マイクや急速充電機能も搭載した、今最も注目の高機能モデルです。

