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初心者向け！DTMや楽器演奏におすすめのモニターヘッドホン8選【密閉型編】

ヘッドホン

本来の用途である音楽制作や楽器演奏のみならず、音楽鑑賞用途でも人気のモニターヘッドホン。

プロ向けに設計されたモニターヘッドホンは、導入コストを抑えつつ、優れた耐久性や高級ヘッドホンにも劣らない高音質を誇るモデルも存在します。

この記事ではモニターヘッドホンの特徴や種類をまとめながら、おすすめの密閉型モニターヘッドホンを紹介していきます。

ヘッドホンを選ぶ時に確認したい3つのポイント

プラグ形状

モニターヘッドホンは業務用途を想定して設計したモデルが多いため、プラグ形状を確認してから購入する必要があります。

モニターヘッドホンの多くでは、ミキサー卓やオーディオインターフェースに直接接続できるように6.3mm標準プラグを採用しており、通常の音楽プレイヤーやPCなどに繋ぐことができません。

中には変換プラグを同梱しているモデルもありますが、そうでない場合、通常の3.5mmプラグへと変換するケーブルやプラグ等が必要になります。

また、ケーブルの交換が可能なモデルでは、断線時やリケーブルする時のために、ヘッドホン側の接続端子を確認しておくこともおすすめします。

本体構造

ヘッドホン本体の構造によって、開放型・密閉型と、それらの中間的な半開放型に区別することができます。

開放型

開放型はオープン型とも呼ばれ、ヘッドホンの耳当て部分の外側、「ハウジング」と呼ばれる部分から音が漏れる構造になっているものを指します。

ドライバーの背面が開放されているため、蒸れや圧迫感が軽減されるほか、スピーカーに近い音の広がりや奥行きが感じられます。

超高音や重低音の再生には向いていませんが、中高域の伸びが自然で、歌モノやオーケストラなどと相性が良いと言われています。

しかし、ハウジング部が開放されていることから音漏れが大きめなうえ、外からの音もほぼ素通しで聞こえてくるため、マイクを使用した録音や騒音の多い環境での使用は不向きです。

密閉型
密閉型ヘッドホンの写真

密閉型はクローズド型とも呼ばれ、ハウジングに穴が空いていない、密閉されているものを指します。

開放型と比較するとより近くから音が聞こえてくるように感じられ、密度のあるサウンドが楽しめます。

音漏れが少なく、外からの音も通しにくい構造になっているので、レコーディングや演奏時のモニターとして使用されることも多いです。

ハウジングが密閉されている影響により、開放型よりもやや聞き疲れしやすく、夏場は蒸れやすく感じる場合もあります。

半開放型

開放型同様ハウジングに開口部が設けられているものの、開口部がやや小さめで密閉型の特徴も兼ね備えたものを半開放型(セミオープン型)といいます。

どこからどこまでが半開放型かという明確な定義はないものの、メーカーが半開放型と表記している場合これに当てはまります。

開放型同様音漏れが大きいものの、耳あたりのいいサウンドが特徴のモデルが多いです。

オーバーイヤーorオンイヤー

ヘッドホンを購入する際に以外と見逃されがちなのが、オーバーイヤー、オンイヤーなどの装着方法です。

オーバーイヤー

オーバーイヤーヘッドホンは、耳を覆う部分、イヤーパッドが完全に耳全体をカバーするように装着できる構造です。

耳をすっぽり覆うことができるので、より音漏れが少なく、周りの音をシャットアウトできます。

一方、長時間装着していると蒸れることがあり、暑い季節やお風呂上がりなどでは快適に使用できないこともあります。

オンイヤー
オンイヤー型ヘッドホンの写真

オンイヤーヘッドホンは、耳たぶの上から装着するような構造のヘッドホンです。

オーバーイヤーと比べるとやや音漏れが大きく、外からの音も聞こえてきてしまう場合があります。

オンイヤー型はコンパクトで可搬性に優れるほか軽量なものが多く、長時間の装着でも首が疲れにくいというメリットもありますが、構造上耳がイヤーパッドに押さえつけられるので、耳や頭が大きめの方は注意が必要です。

おすすめの密閉型モニターヘッドホン

SONY MDR-CD900ST


モニターヘッドホンを語る上で避けては通れない、超大定番モデルです。

発売から30年以上経過した今でも業界標準機として使用され続けており、ハウジング部の赤いラベルから通称、赤帯と呼ばれています。

中高域の解像度に定評があり、主に録音時のモニタリング用途で使われることが多いです。

プラグが6.3mm標準ジャックのため、通常の3.5mmイヤホンジャックで使用するには変換プラグ・ケーブルが必須です。

SONY MDR-7506


上の赤帯に対してこちらは青帯と称される、CD900STの兄弟機です。

ラベル色の違いのほかに、折りたたみ機構やカールケーブルを採用しており、海外でも人気のモニターヘッドホンです。

CD900STよりもやや中低域に寄った柔らかめのサウンドで、リスニング用途での使用もおすすめです。

3.5mmジャックに対応した2ウェイプラグにより、ポータブル機との接続も容易です。

オーディオテクニカ　ATH-M50X


オーディオテクニカの定番モニターヘッドホン。

クリアなサウンドと量感のある低音域が特徴で、こちらも海外での人気が高いモデルです。

イヤーパッドやヘッドバンドも丈夫な作りになっているため、装着感や耐久性も十分です。

AKG K271 MK2


クラシックの本場オーストリア発祥のメーカー、AKGのヘッドホン。

同社のロングセラーモデル、K240を密閉型にしたようなデザインで、ヘッドホンを頭から外すと再生音をミュートする自動ミュート機能を備えています。

フラットな特性でクラシック音楽やオーケストラはもちろん、歌モノの音楽とも相性が良く、自然かつクリアにヴォーカルを鳴らしてくれます。

脱着式のミニXLRケーブルや自動調整式のヘッドバンドなども備え、コストパフォーマンスも良好です。

オーディオテクニカ　ATH-PRO5X


オーディオテクニカのコスパに優れたDJヘッドホン。

DJ用となってはいますが、バランスのいい自然な音質でリスニング用にも適しています。

大音量のクラブなどでの使用が想定されているため、遮音性が高く頑丈な作りになっています。

耳をすっぽりと覆うオーバーイヤー型のイヤーパッドで長時間の使用でも疲れにくいのが特徴です。

beyerdynamic DT 770 PRO


ドイツの名門、ベイヤーダイナミックのモニターヘッドホン。

大きめのハウジングと耳を完全に覆えるイヤーパッドにより、装着感に優れています。

交換可能なヘッドバンドやイヤーパッドを採用し、長期にわたって使用できます。

伸びのある高音域と温かみのある低域が特徴で、モニター、リスニングどちらの用途にも適しています。

YAMAHA HPH-MT8


ヤマハの密閉型モニターヘッドホン最上位モデル。

原音にとことん忠実な高解像度サウンドにより全ての音を見通します。

寒色系でシャープな音が特徴ですが、音楽を分析的に聞きたい人にはもってこいのモデルです。

SONY MDR-M1ST


SONYのハイレゾ対応新世代モニターヘッドホン。

聞き疲れしづらいフラットなサウンドに加え、高解像度と80000Hzまで再生できる再生能力を誇ります。

CD900STの次世代機のような立ち位置ですが、厚みのあるイヤーパッドとヘッドバンドを採用するなど、装着感が大幅に改善されています。

付属のケーブルは着脱可能で、ねじ込み式のロック機構を備えています。

ケーブルを交換すればバランス接続も可能。リスニング用途としても高いポテンシャルを発揮します。

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