お気に入りの音楽で自分だけの空間に浸りたい時や、勉強やゲームに集中したいときにに便利なヘッドホン。
あまり高級なものは必要ないけど、安くて音質もいいコスパ重視のヘッドホンが欲しいという方も多いはず。
この記事ではヘッドホンの特徴や種類をまとめながら、1万円以下で買える高音質ヘッドホンを紹介していきます。
ヘッドホンを選ぶ時に確認したい3つのポイント
無線or有線
ヘッドホン・イヤホン両方に言えることですが、大きく無線、有線の2種類に分けることができます。
無線

無線は、ヘッドホンの場合主に「Bluetooth」というものでスマホや音楽プレーヤーと接続しています。
スマホの設定画面でヘッドホンを登録することで、ケーブルをつながない無線で使うことができます。
最近はスマホで音楽を聞く人が多いと思いますが、現在ほとんどのスマホがBluetoothに対応しています。
有線と違ってケーブルが邪魔にならないのが非常に便利ですが、動画を見る時やゲームをプレイする時などに、画面と音のわずかなズレが気になってしまうこともあります。
有線

有線は、主に「3.5mmプラグ」というもので接続しています。(一部例外あり)
ヘッドホンのケーブルの先端にある、直径が3.5mmの端子をスマホ・PC等に接続して使います。
少し前までのスマートフォンには3.5mmプラグを接続する穴(ジャック)がついていたのですが、Bluetoothでの接続が主流になりつつあり、iPhoneでは7以降、GalaxyではS20以降のモデルなど、最近のスマホにはついていないことが多くなっています。
しかし、有線には画面と音のズレが発生しないことや、無線よりも音質に優れているといったメリットもあります。
開放型or密閉型
他にも、ヘッドホン本体の構造によって開放型・密閉型に区別することができます。
開放型

開放型はオープンエア型とも呼ばれ、ヘッドホンの耳当て部分の外側、「ハウジング」と呼ばれる部分が開放されている=穴が空いているものを指します。
穴といってもメッシュ状になっていることがほとんどで、密閉型よりも音の鳴っている範囲が広いように感じられます。
重低音はあまり目立ちませんが、高音の伸びが自然で、オーケストラなどと相性が良いと言われています。
しかし、ハウジングに穴が空いている影響により音漏れが大きいので、電車やバス、屋外などでの使用には不向きです。
密閉型

密閉型はクローズド型とも呼ばれ、お察しの通り、ハウジングに穴が空いていない、密閉されているものを指します。
開放型と比較するとより近くから音が聞こえてくるように感じられ、迫力のあるサウンドが楽しめます。
商品によってはパワフルな重低音をウリにしているものもあり、メタル・ロックやダンスミュージックなどとの相性が良いとされています。
また、「ゲーミングヘッドホン」と呼ばれているものもほとんどが密閉型で、FPSゲームなどで銃声や足音の聞こえる方向がわかりやすいように調整されているようです。
外からの音を通さない構造になっているので、音漏れが少ないものは電車の中や屋外の使用も可能です。(周囲の危険に十分注意を払って使用してください)
オーバーイヤーorオンイヤー
ヘッドホンを購入する際に以外と見逃されがちなのが、オーバーイヤー、オンイヤーなどの装着方法です。
オーバーイヤー

オーバーイヤーヘッドホンは、耳を覆う部分、イヤーパッドが完全に耳全体をカバーするように装着できる構造です。
耳をすっぽり覆うことができるので、より音漏れが少なく、周りの音をシャットアウトできます。
一方、長時間装着していると蒸れることがあり、暑い季節やお風呂上がりなどでは快適に使用できないこともあります。
オンイヤー

オンイヤーヘッドホンは、耳たぶの上から装着するような構造のヘッドホンです。
オーバーイヤーと比べると音漏れが大きく、外からの音も聞こえてきてしまう場合があります。
オンイヤー型は軽量なものが多く、長時間の装着でも首が疲れにくいというメリットもありますが、構造上耳がイヤーパッドに押さえつけられるので、耳や頭が大きめの方は注意が必要です。
おすすめの1万円以下ヘッドホン
オーディオテクニカ ATH-M20X
プロも使用するヘッドホンを多数リリースしているオーディオテクニカのモニターヘッドホン。
フラットでクセのない音質で音楽鑑賞だけでなくDTMや楽器演奏にもおすすめです。
イヤーパッドやヘッドバンドも丈夫な作りになっているため、装着感や耐久性も十分です。
AKG K240 STUDIO
オーストリア発祥のオーディオメーカー、AKGのヘッドホン。
開放型ヘッドホンのため室内での使用がメインとなりますが、開放型ならではの広がりのあるサウンドや高級感のあるデザインで世界的に人気を集めているロングセラーモデルです。
クラシックやオーケストラはもちろん、歌モノの音楽とも相性が良く、自然かつクリアにヴォーカルを鳴らしてくれます。
脱着式のケーブルや自動調整式のヘッドバンドなど多機能ながら7000円ほどで購入でき、コストパフォーマンスも良好です。
オーディオテクニカ ATH-PRO5X
オーディオテクニカのDJヘッドホン。
DJ用となってはいますが、バランスのいい自然な音質でリスニング用にも適しています。
大音量のクラブなどでの使用が想定されているため、遮音性が高く頑丈な作りになっています。
耳をすっぽりと覆うオーバーイヤー型のイヤーパッドで長時間の使用でも疲れにくいのが特徴です。
SONY MDR-ZX110NC
SONYの折りたためるコンパクトなヘッドホン。
有線ヘッドホンでありながら、なんとノイズキャンセリング機能を搭載しており、周囲の騒音を95%低減できます。
飛行機や電車内での使用のほか、仕事や勉強に集中したい時にもおすすめです。
5000円程度の価格でノイズキャンセリング機能を体験できるというのは、非常にお得感があります。
パイオニア HDJ-CUE1
パイオニアのコンパクトなDJヘッドホン。
こちらもDJ用ヘッドホンですが、脱着可能なケーブルや折りたたみ機構で持ち運びや外での使用にも適しています。
コンパクトサイズながら低音の再生を得意としており、迫力のサウンドをどこにいても楽しめます。


