ワイヤレスイヤホン全盛の今でも、音質重視のユーザーから根強い人気を誇る有線イヤホン。
この記事ではイヤホン選びに役立つ情報に加え、3000円以下のおすすめイヤホンを紹介します。
イヤホンを選ぶときに確認したいポイント
装着タイプ
カナル型

最も一般的な耳栓タイプ。シリコン製のイヤーピースが耳にフィットするため、遮音性に優れる。
イヤーピースは交換が可能なため、自分に合ったサイズや材質のものが選べるほか、音質向上やフィット感の改善が期待できる。
インナーイヤー

耳の穴に軽く引っ掛けるタイプのもの。耳を完全に塞がないため外の音が聞こえる。
カナル型と比較してクリアで広がりのある軽快なサウンドが特徴。
装着した時の圧迫感が少ない一方、耳から外れやすい。音漏れが大きく低音が少なめ。
耳掛けタイプ

耳たぶに引っ掛けるタイプのイヤホン。
周囲の音が聞こえやすく、長時間つけていても耳が疲れにくい。
安価なものに多く、音質面ではあまり期待できない。
ケーブル
ケーブル長
1.2m程度の長さが一般的。中にはさらに短いものも存在するため、購入時は必ず確認したほうが良い。
リケーブル対応
ケーブルをイヤホン本体から取り外して交換できる製品もある。MMCXや2pinなど数種類の接続端子がある。
断線した時に修理が容易なことに加え、ケーブルをより高性能なものに交換することで音質向上が望める。
リケーブルに対応したイヤホンというと高額なものが多かったが、最近は中華メーカーのイヤホンなど非常に安価なモデルでもリケーブルに対応している。
プラグ形状
3.5mmアンバランス

最も一般的な形状。ミニプラグや3.5ミリプラグなどと呼ばれる。
ポータブル機やPCなど多くの機器に採用されている。
4.4mmバランス

バランス接続に対応したプラグ。5極の端子によりノイズに強く、GNDを分離することで広がりのある音を再生できる。
リスニング向けのヘッドホンアンプやDACなどで使われている。
2.5mmバランス
バランス接続に対応した4極プラグ。
バランス接続対応のイヤホンで使われていたが、最近では耐久性に優れた4.4mmバランス端子の方が主流になりつつある。
USB-C・lightningなど

イヤホン自体に小型のDACチップを搭載し、直接スマホの充電端子に接続できる。
イヤホンジャック非搭載のスマートフォンでも有線イヤホンを使いたい時に非常に便利。
ハイレゾ対応
CDを超える高音質ファイルの再生に対応したモデルには、Hi-Res対応のロゴが表示されています。
楽曲データ、再生機器、イヤホン全てがハイレゾ対応でないと真価を発揮できないため、ややハードルが高いものの、ストリーミングサービスやポータブルオーディオの進歩により手軽に楽しめる環境が整いつつあります。
ハイレゾに対応していれば必ず音がいいとは限りませんが、より高い音質を求める人はチェックしたいポイントです。
おすすめのイヤホン
FiiO JD10
今注目の中華オーディオ大本命ブランド、FiiOのイヤホン。
2000円を下回る価格でリケーブルにも対応した、圧倒的コスパが特徴です。
FiiO JD10 Type-C
上記モデルのUSB-C対応モデル。
変換ケーブルなどを介さずに直接スマホで使えます。
JBL TUNE310C
USB-C端子に接続できるイヤホン。
この価格でハイレゾにも対応。お手軽に高音質が楽しめます。
audio-technica SOLID BASS ATH-CKS550X
オーディオテクニカの重低音シリーズ、SOLID BASSのイヤホン。
ハイレゾに対応し、キレの良い重低音が特徴です。
フィリップス PRO6305BK/98
マイク付きでハイレゾにも対応した、隠れた良コスパイヤホン。
柔らかいサウンドと装着時のフィット感に定評があります。
JVC XX HA-FX33X
パワフルな重低音が売りのXXシリーズのイヤホン。
メタルボディを採用した高品位モデルです。
SONY MDR-EX155
絡みにくいケーブルを採用したカナル型イヤホン。
豊富なカラーバリエーションが用意されています。
KZ ZVX
中華イヤホンメーカー筆頭、KZのメタルボディを採用したイヤホン。
リケーブルにも対応。深みのある重低音と高解像度サウンドが特徴の超コスパイヤホン。
final E1000
音響工学を駆使したイヤホン作りで知られるfinalの、コスパに優れたイヤホン。
バランスに優れた高解像度サウンドが特徴。
final E500
finalのASMR向けイヤホン。
バイノーラル録音の再生に適したチューニングが施された、新しいタイプのイヤホン。


