この記事では、初心者におすすめされることの多いストラト系エレキギターのうち、3〜5万円の予算で手に入れることができるモデルを厳選して紹介します。
意外にも、ギターは1年以内に90%の人が挫折すると言われている習得難易度の高い楽器です。本記事を読んであなただけの一本を選び、10人に一人の難関を突破してギターをマスターされてはいかがでしょうか!
ストラトキャスターとは
1954年にフェンダー社が発売したエレキギター。3つのピックアップと、ビブラートをかけられるシンクロナイズド・トレモロユニットを搭載した、当時としては革新的なギター。
ジミ・ヘンドリックスをはじめ、ジェフ・ベックやエリック・クラプトン、リッチー・ブラックモアなどの幅広いジャンルの著名なギタリストが使用していたことから、今ではエレキギターの代名詞的存在になっている。
抱えやすいボディ形状や握りやすいネックシェイプ、さまざまなジャンルの音楽に対応できるサウンドなどから、多数のメーカーがストラトキャスター「タイプ」として派生モデルを展開し、初心者向けの入門用モデルからプロも使用する高級モデルまで、幅広い価格帯からリリースされている。
最近では安価ながら十分実用に耐えるモデルも増え、テレキャスターと並んで、初心者におすすめのギターとしてよく挙げられる。
ストラト系ギターの選び方
ピックアップ構成
エレキギターの出音に大きく影響を与えるのが、弦の音を拾うピックアップの組み合わせです。
ストラトタイプのギターでは、基本的に3つのピックアップが搭載されており、それぞれの組み合わせによってサウンドの傾向が異なります。
軽快なサウンドのシングルコイル(S)と重厚なサウンドのハムバッカー(H)ピックアップの組み合わせ方で、多彩なサウンドを出力できるようになっています。
SSS(シングル+シングル+シングル)

最もスタンダードなシングルコイル3つの構成。歯切れのいい軽快なサウンドが特徴の伝統的なスタイル。
HSS(ハム+シングル+シングル)

リア側(ブリッジ側)のみハムバッカーを搭載し、歪みサウンドとの相性も視野に入れたバランスのいい構成。
HSH(ハム+シングル+ハム)

リアに加えフロント側(ヘッド側)もハムバッカーに変更した構成。フロントピックアップでもハムバッカー特有の太いサウンドが出せる。
HH(ハム+ハム)
レスポールタイプのようなハムバッカー2つの構成。本来のストラトの音とはやや異なるが、幅広いジャンルの音楽に対応できる。
ボディ材と指板材
見た目だけでは判別しにくい点ですが、ボディや指板に使われる木材の種類でもサウンドが変化します。
アルダーボディ&ローズウッド指板

1960年代式とも呼ばれる組み合わせ。温かみのある落ち着いたサウンド。
アルダーボディ&メイプル指板

ふくよかなサウンドのアルダー材と明るいサウンドのメイプル指板の組み合わせ。バランスの取れたスタンダードな仕様。
アッシュボディ&メイプル指板

硬質で輪郭のはっきりした音とされるアッシュ材と、明るい音が特徴のメイプル指板の組み合わせ。1950年代式とも呼ばれ、歯切れ良く、ブライトなサウンド。
ブリッジのタイプ
フローティング式(シンクロナイズド・トレモロ)
Fenderのストラトキャスター同様、アームを装着してビブラートをかけることができるブリッジ。
ボディに打ち込まれたネジないしスタッドによって支持され、弦とボディ裏側のスプリングの張力によって固定されている。
弦を支えるサドルの材質・形状や、固定軸が2点留めか6点留めかなどによって、ビブラートのかけやすさやチューニングの安定性などが変化する。
ロッキング式(フロイド・ローズ)
ギタリストのフロイド・D・ローズ氏が開発した、弦をブリッジとナットで二重にロックするブリッジ。
通常のフローティングブリッジよりもより激しいビブラートをかけることが可能。
弦交換やチューニングのたびに六角レンチを使用する手間がかかるが、一度調整してしまえば激しいアーミングをしてもチューニングが狂いにくいメリットがある。
メカニカルで重厚な外観も相まって、ハードロックやメタル向けとされるギターに搭載されることが多い。
ハードテイル
ブリッジがボディと完全に固定されているタイプのブリッジ。
フローティングブリッジのようにアームを使った演奏はできないが、チューニングが安定し、ブリッジがボディと密着しているため弦振動をボディにしっかり伝えることができる。
弦をボディ裏から通すため、弦のテンション感が強く、ドロップチューニングをしても弦のテンションを維持できるメリットがある。※弦の太さにもよる
おすすめのストラト系ギター
Bacchus BST-2/BST-3
コスパに優れた国内ギターメーカー、バッカスのストラト系エントリーモデル。
低価格ながら、高級ギターにも採用されるローステッドメイプルネックを採用。木材を高温処理することでヴィンテージギターのような響きを実現しており、チューニングの安定性にも一役買っています。
カラーバリエーションが豊富で、ピックアップが定番のSSS配列のほか、リアにハムバッカーを搭載したモデルも発売されているため、自分の演奏するジャンルに合わせて最適なモデルを選べます。
価格を抑えつつ、基本を抑えた弾きやすいストラト系ギターが欲しい方におすすめです。
SQUIER Affinity Series Stratocaster
本家フェンダーの傘下ブランド、スクワイヤーのストラトキャスター。3万円台の価格で「ストラトタイプ」ではなく正真正銘の「Stratocaster」を名乗れるモデルになっています。
3つのシングルコイルピックアップを搭載し、フェンダー社のクラシックなストラトキャスターのスペックを詰め込んだ仕様になっています。
滑らかなアーミングが可能な2点支持トレモロや弦交換の際に弦を外しやすいスプリットシャフト式のペグなど、クラシカルな外観と扱いやすさを兼ね備えた本格モデルです。
せっかくストラトを買うなら、本物のストラトキャスターが欲しいという方におすすめ。
YAMAHA Pacifica 112V/120H
ST系シェイプのYAMAHAギター、パシフィカ。エントリークラスのエレキギターとして不動の地位を築いています。
3万円台で買えるPAC100シリーズは、トレモロを装備したHSS配列のPacifica112Vと、ハードテイル仕様でハムバッカーを2基搭載したPacifica 120Hをラインナップ。
ハムバッカーにはコイルタップ機能を搭載し、瞬時にサウンドの切り替えが可能。サウンドメイクの幅が広がります。
エントリー機種でも弾きやすさ、サウンド共に高性能なモデルが欲しい方におすすめ。
Ibanez AZES
アイバニーズのモダンなストラト系ギター、AZES。
上位機種ゆずりの、音色の幅をさらに広げるAlterスイッチやヒールカット加工はそのままに、25インチのやや短めの細身ネックにより手の小さな方でも演奏しやすい仕様になっています。
リアピックアップがシングルコイルのモデルとハムバッカーのモデルから選ぶことができ、それぞれポップなカラーリングがラインナップされているのも魅力です。
ストラト系モデルの中でも特に扱いやすさを重視した機種になっているため、弾きやすさを重視される方や女性におすすめ。
Jackson Dinky Arch Top JS22 DKA
ハードロック、メタル系のギターで有名なジャクソンのストラト系モダンギター。
弦振動を最大限ボディに伝えるハードテイルブリッジに加え、中低域の豊かな響きが特徴のナトー材をボディに使用。
ハイパワーな2基のハムバッカーを搭載し、ディストーションサウンドとの相性はバッチリです。
ハードロック、ヘヴィメタルなど激しめのギタープレイも挑戦してみたいという方に最適なモデルです。


